伸びる3年生たち

今年から転入してきた3年生を集めた3年B組。

学年初授業の、頭の健康診断の結果は、予想通りで、どんぐり経験組のA組に比べて、その差は歴然だった。

しかし、このクラス、人数が少なく、純朴な子が多い上、公立から来た子達なので、昨年まで余計な英語やほかの授業に縛られておらず、どんぐり3か月に入り、ぐんぐん伸びてきた。

普段は、ぱっとしない男子が、優等生の女子より早く解けることも多く、「やった~!!ぼくが一番だあ!ぼくが一番だあ!わああああああ!!」飛び上がり、教室内で喜びを爆発させる。

どんぐりが、この子の人生に影響を与えることができたのはこちらも確信できるのだ。

担任の先生にも、子供たちの変化がわかる。

「最近子供たちが変わってきた。言動が変わってきた。じっくりと考えるようになって、こちらが驚くような意見を発表する子が出てきた」

「これは算数だけの問題ではなく、他の教科にも影響を及ぼすものであることがわかった。」


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三角視算表 その②

今年度の2年生の試みとして、昨年はほとんど使わなかった三角視算表を毎回授業中10~15分かけてやっている。

今年度の授業10回目。

こんな感じ。

アンカラママが、ボードにライオンのいる檻を描いた上に、黄色い画用紙で作ったお宝を24個貼る。お宝の後ろには、マグネットシートがはってあるので、ボードに貼る事ができる。

本日の海賊に選ばれた子が2人、ボードにやってきて、お宝をゲットする。海賊は希望者が多くて、なれなくて泣き出す子もいるという人気稼業である。

本日の海賊は、アンカラママ含め3人なので、3人で公平にお宝を分けなければならない。

お宝の数が少ないときは、一人ひとりに、お宝をひとつずつ配っていたのだが、数が増えるとごちゃごちゃしてわからなくなってくる。ふうむ困った。。。

子供のアイデアで、各人のお宝をボードに貼ってみる。多いところから少ないところに移動させたりして、調整。

海賊クン、24枚を3人に8まいずつ分けることに成功。

次に、海賊クンの任務として、ふたつのユニットを埋めなければならない。

ひとつは3つの数字を(その日は3-8-24)記入するユニットで、もうひとつはそれを絵で描くユニット。

クラスの子達もああだこうだと口を出し、子供たちだけでユニットを完成させる。

アンカラママは横で見物してる。

まだ担任の先生の算数の授業では掛け算に入っておらず、アンカラママの目的はかけ算割り算の準備学習なので、(イメージ操作っていう期待もある)今の時点で、何をやっているかわかっていない子が少なからずいる。特に、今年度からこの学校に転校してきた子たちは、いままで学校で受身の学習しかしていないので、ポケーとして座っている子が少なくない。見ているだけでは、学べないのだ。

流れとしては、かけ算より、割り算をやっている感覚のほうが強いだろう。もちろん、割り算はみんなまだ知らない。

先月のことだが、2年のクラスから、一人の転出生があった。その子の母親は、学校の不満を、いろいろネット掲示板に書き込んでいたらしいのだが、その中のひとつに、

「この学校は、いまだに掛け算もやっていない。遅れている」というものだったらしい。

担任の先生はびっくりした。「あの、アンカラママが学年の最初からやってくれてますよ。掛け算っていう言葉を使っていないだけで」

他の学校では、「進んでいることはいいことだ」という理屈で、2年の初めから、九九表の暗記に入っている先生がいるのだろう。

アンカラママは九九表を暗記する前に、自力で意味を思い起こし、3つの数字を穴埋めできる力を育てようとしている。

日本の九九みたいな覚え方がないから、こっちの子は大半が2年生のうちは暗記できないんだし。

どんぐり問題でもやってるから、mustじゃないんだけどね。




式を書く!

今年から公立中学に行っている下の子(5年)6MXを半分ほど残すのみ。

半年前から、問題にもよるが、式を丁寧に書いてもらうことにこだわっている。

去年から、ぽちぽち式を書いてもらっていたが、絵図を描いて終わり、という作品が多かった。

こちらの学校では、テストは答えの4択ばかりで、途中式など個人指導しないから、思考過程を丁寧に表現するスキルが育たないことが多い。

まだ分数の通分も習っていないから、分数を使った式は使えない。

下手でもいいから算数語を使って表現することを厭わないように育てる。

先日懇談会に行ってきた。

数学の先生は、今年初めて5年生を受け持っている。「あまりに幼いのでびっくりしました。数学的な表現を全く知らない子が多い。代数を使わない指導法を、勉強しているところです」

その晩、下の子に懇談会での話をしていると、下の子は、先生が文字を使って教えようとして、子供たちがちんぷんかんぷんなとき、自分がボードで説明し、先生を助けることがあるのだという。子供たちからは「わかりやすい」と好評らしい。

子供たちが問題を解いている間、下の子は速攻で終了させるので、1人だけ、難易度の高い問題を与えられることもある。「そんな難しいやつじゃなかったけどな。算数は、右にちょいとひねって、左にちょいとひねったら、すごく簡単になるねんけど、みんなそれがなかなかできへんねん」

そりゃ、5年かけて、右にひねって左にひねる(工夫する)練習をしてきたのだもの・・

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どんぐり4年目の6年生A君には、分数も使った式を書いてもらうよう、また、書けなくても、アンカラママが見本を見せるように心がけている。

先日、出張寺子屋に行くと、いつもは宿題をやらないと文句ばかり言っている親が、喜色満面で「うちのAは、やっとやる気が出てきた!!」

親が高校入試問題を解かせてみたら、楽勝で解いてしまったので、大学入試問題をネットで出してやらせてみたら、これも解いてしまった。A君はもっと問題を出してくれ!と親にせがんでいるのだという。

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プロフィール

アンカラママ

Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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