今年度の総括 3年

昨年度は、3年のどんぐりは、2学期制の後期から、問題を各自選択にした。

すると、伸びる子は大変伸びたのだが、低学力の子らが、効果が薄かった。読み聞かせ方式にできないので、自分の力で絵を描き進められない子らがおり、どうしても放ったらかしになる。

結果、4年生になったとき、クラスの半数が参加しない、という事態を招き、4年のどんぐりは前期で終了させざるを得なくなった。

これに懲りたので、今年度は、最後までクラス全員同じ問題を読み聞かせ方式でやり、机間をまわって指導しながら進めた。早く終わった子は、比較的軽い問題をもう一問用意して、他の子を指導している間、させることにした。

結果、学年末で、1MX74カード製造機問題を、50%が自力で最後まで解き、20%が最低のヒントありで最後まで解き、20%は取り組むが文どおりに絵を描けない状態、10%は文を絵に表すのが困難。

50%は最初のステージから次のステージに移りかけている段階。

どんぐり2年目のA組からも、どんぐり1年目のB組からも、全国実力テストで満点(1位)を複数回取った子が出た。
特に、A組はアンカラの中でもクラス平均が飛びぬけて高いクラスになった。
先生が「式が5つも必要な分数の問題を、6割の子が正解した」と興奮して話していた。
普通、このレベルの問題を解けるのは、せいぜいクラスの1割しかいないらしい。

どんぐりでは、まだ分数の問題まで行っていない。それでも、あせらず、じっくり1MXをやることで、分数の問題にも、子供たちが対応している。いつも頓珍漢な絵を描いている転校生も、正解組に入っていたとか。

この先生は、他の先生に比べれば、図を描く人なのだが、子供たちが、その図を理解できることによって、相乗効果が出たのだろう。

普段、図を描かない先生が、分数のときだけ図を描いても、子供たちは意識的に見ない。
先生の図を写すだけでなく、自分で書き起こす練習が必須。

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5歳児の疑問

幼稚部。

男の子「アンカラママはさんすうのせんせいだよね」

アンカラママ「そうだよ」←違和感

男の子「アンカラママのじゅぎょうはさんすうのじゅぎょうだよね」

アンカラママ「うん、そうだよ」

男の子「それで、さんすうのじゅぎょうはいつはじまるの?ぼくら え ばっかりかいてるけど」

う、ううむ・・

そんなこんなで、学年末です・・・

0mx41画像

〈0MX41〉
むささびに よくにた ももんがが ひらひらだんすを しています。
みぎに1かい ひだりに2かい まんとを ひらひらさせます。
あわせて15かい まんとを ひらひらさせたときに
みぎには なんかい まんとを ひらひら させたことになりますか。

1年生

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「考える」を教える

どんぐり1年目の1年A組。 幼稚部からの持ち上がりでなく、今年開設された。

アンカラママが、ボードにお皿を2枚描き、右のお皿にクッキーを12個 左のお皿にクッキーを10個載せている。
クッキーは画用紙で作って、磁石シートを貼ってある。
右のお皿はお兄ちゃんのお皿。左のお皿は弟のお皿。

弟は、自分のクッキーが少ないので、お兄ちゃんに怒っている。
お兄ちゃんは、「いくつ渡せば、同じ数になるんだ?」と聞いている。
弟は、わからない。

最初、山盛りにしていたクッキーを、縦に並べてみる。
2列に並んだクッキーの差が、2個であることがわかる。

1個だと言う子供と、2個だと言う子供が、半数ずつ。あと、4個と言う子もいた。

基本、授業には来られないのだが、その日は教室におられた担任の先生が、まさかの結果に、「計算を知らんのが多い」

私たち大人で、この問題ができない人は、まず、いないと思う。では、この問題を考えるとき、私たちの頭の中で、何が起こっているのだろう?

1個だと言う子は、頭の中で、クッキーを動かしている。計算はしていない。立式は1年生には難しい。
2個だと言う子は、イメージを動かせていない。違いが2個なので、2個と言っている。計算をしているのは、実はこのグループ。
4個だと言う子は、あてずっぽう。

1個だと言う子たちは、2個だと言う子たちが少なからずいるのに驚いて、ええ、なんでわからんの、と目をぱちくりさせていた。

小1の授業 

小1の最後の月になってくると、算数は□が入った計算が非常に多くなる。
□+2=15 13-□=8 みたいなやつ。小1だから、加減だけだけど、これがなかなかやっかい。
宿題マシーン泣かせの、虫食い計算。

アンカラママは、2ヶ月前に、こんな授業をやった。

宇宙人がやってきて、1年B組のみんなに問題を出しています。
う-あ=ど
う-ど=あ
あ+ど=う
う+あ=ど
この中で、ひとつ、間違っているものがあります。見つけられるかな?

授業を受けているのは、5歳児たちから成る1年生。(誕生日が来て6歳になっている子もいる)
みな、3つ目じゃないか、などと言う。最初の文字が、他と違って「あ」だから。

宇宙人がヒントをくれる。
うさぎを1匹描いて、全身を「うさぎ」頭部を「あたま」胴部を「どう」と記入。
さあ、これで?

うさぎの頭や、胴部を、かわるがわる手で隠してみる。
こどもたちから「あ、わかった!」「こういうこと?」と声が上がる。

うさぎ-あたま=どう
うさぎ-どう=あたま
あたま+どう=うさぎ
うさぎ+あたま=どう

もうわかるね。4番目が、間違いだね。
絵に描いてみるよ。
「わかった、かんたん」

ひらがなの部分は、実際はトルコ語アルファベットだから、1年生相手に何の文字式を見せているのか、といぶかしげに見ていた担任の先生が、感嘆の声を上げた。

これは、糸山先生のどんぐり本で出て来る、
A+B=C C-B=A C-A=B

  A        B
<---><-------->
<------------->
     C
を、1年生でもわかるようにしたもの。

2ヶ月後、虫食い計算が授業で出てきて、担任の先生は、おはじきなど使って体験させ、説明した。
しかし、授業中、一緒にやればできるのだが、子供たちが一人になると、できない。
宿題に出しても、間違いばかり。
反復して、やりかたを暗記させるしかないのだろうか・・・

先生は、うさぎの絵を使ってみた。すると、子供たちは、すぐに理解して、ノートの隅にうさぎの絵を描いて、考え出した。
驚いたことに、子供たちが簡単に答を見つけ出すだけでなく、喜んでやっている。

□+2=15
□+ど=う
あたまとどうを足すと、うさぎになる。
あたまの部分を出すには、うさぎからどうを引くんだ。
だから、15から2を引けばいいんだね。

子供たちは虫食い計算を見ると、「うさぎのもんだい」と、得意げにやるようになったという。

これは共有しなければと、担任の先生は、他の組の先生にも説明した。

最近は、先生方の間で「うさぎ」と言えば、虫食い計算の万能うさぎを指す。

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プロフィール

アンカラママ

Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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