掛け算と割り算は同じ

担任の先生の授業で、掛け算が始まった小2の女子たちが、

クラスの後ろのボードに貼ってある三角視算表を指差しながら、

「掛け算と割り算って、おんなじことね。」と、言って来る。

掛け算に使うイメージも、割り算に使うイメージも、同じだ、と言いたいのだ。

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いちねんせいのしんか

1年C組Eくん。
幼稚部の授業の最後の日に、「ぼくら、え ばっかりかいてるけど、さんすうのじゅぎょうはいつはじまるの?」と聞いた子である。

1年後の授業。
「アンカラママ、消しゴム使わないで、こんなに描いたよ!」
15個のどんぐりを3つのグループに分けようとしているのだが、彼はこの試みを3度やって、ようやく5個ずつ分けることができた。毎回15個のどんぐりを描いて、円で囲もうとし、うまくいかなかった絵図の上にバツがついている。

これを式にあらわすと、けっこうスゴイことをしている。
一瞬で5つずつ分ける子もいたのだが、Eくんは試行錯誤で見つけたので、うれしさのあまり鼻が高くなって、後ろにひっくり返りそうである。

1年A組Aくん。
15個のどんぐりを小さく描いたので、ごちゃごちゃになってしまって数えられない。
アンカラママが、目が悪いから、小さくて良く見えないなあ、と残念そう。
Aくん、あっと気がつく。せっかくこんなに丁寧にどんぐりを描いたのに、描きなおさないと、せんせいは見えないんだ。
たちまち、困惑の表情が彼に浮かぶ。

アンカラママはほかの子の机に行ってしまった。
Aくん、じっと作品を見ている。

どうしよう。
描きなおすなんていやだよう。
どうしよう。

Aくん、意を決して、描き直しをはじめる。
やっと15個のどんぐりがかけたところで、チャイムが鳴った。

作品をアンカラママに見せに行く。
描きなおししてくれたの?これで、良く見えるよ、ありがとう。
アンカラママ、小さな男の子を抱きしめる。

この子は1年生からどんぐりをはじめた子。
はじめて、描き直しをした。

私だけが描ける!私だけが解ける!

ハイレベルな私立高校に通っているZちゃん。

「クラスのみんなは、式が立てられなかったらお手上げなのに、私だけが図を描いて、解く糸口を見つけられるの。クラスで私しかできないのよ」

おや、あの私学は、小学部から、ギフテッド教育とか言って、学校の優秀児を特別に育ててるんじゃなかったっけ?

BILSEM に行ってる子もいるって聞いたけど?

指計算をした子の方が、計算ミスが少ない

「僕は暗算ができへんなあ。先生とか、友達は難しい計算でもすぐ暗算できて、いいなあ。お母さんが、いっつもどんぐりで筆算せえ、筆算せえ言うたからや」

8年の上の子が言う。

5年まで宿題はマシーンが稼動していた。計算ドリルは、20問中1問とか2問しかしなかった。だから、ゆっくり指計算ができた。

高校受験を控え、実力テストが続く上の子。

数学は得意科目。

計算ミスは滅多にしない。

簡単な2桁の計算でも、筆算する習慣がついている。テスト用紙の余白に、22-12 みたいな筆算メモが残っている。
(トルコの試験では、計算用紙を別にはもらえないから、問題用紙の狭い余白を使うしかない。答えは4択マークシート)

とても見直しをする時間はないだろうと思うのだが、1度は、ざっと見なおす時間があるらしい。計算の過程が残っているので、見直しは最短の時間でできる。

幼少期から電光石火で暗算して、大人を驚かせていた、他の子たちは、筆算を面倒がったり、すばやく書いたりして、案外計算ミスをする。

「僕は今でも指使うで。ええやん、間違うより・・」

トルコブログ 改造中

「・・困った・・」の記事で書いた教育業者に警告メールを送ったが、なしのつぶて。

上の子「だいたいなあ、お母さんのこのブログがへぼすぎるねん!ぜんぜんプロらしくないんや。だから、足元見られるんや。オレがちょっと改造してやる」

アンカラママ「でも、あんた、1ヶ月先に高校入試があるやろう・・入試が終わったら頼むでえ」

上の子「この間、作ってあげたFACEBOOKはどうした?何やこのページは・・何にもしてへんやんか」

たまーに、教育掲示板のママさんの書き込みで、トルコブログが紹介されることがあるが、「サイトみたけど、わかりにくくて、何から始めたらいいのかわからない」という、どこかで見たようなコメントが書かれている。

先日の先生専用サイトの書き込みでは、「文章題を解くのに、どんぐりをお勧めします。ネットで検索したら、3つほどサイトがヒットしますよ」と書かれていた。

下の子「それって、お母さんのやつと、この○○←教育業者と、お母さんの学校のやつやろう」
アンカラママ「そ、そうやと思う」
下の子「○○のほうがプロらしいから、お母さんのブログ負けてるやないか」

今週は、教育省から役人が学校に来ていて、政府のカリキュラムどおりに授業をやっているかチェックがあるので、アンカラママは授業ができず、学校にも行けない。

朝から家にいるので、トルコブログの改造をやっている。




どんぐりの添削するには?

今回、どんぐり添削講座を開きたいと思います。トルコ人向けです。

そこで、糸山先生からご助言がありました。

Faxで送ってもらうか、写真を撮ってメール添付が楽ですよ。タブレット非常に不便ですし、第一画面が小さい。A2-A3位の大きさが必要です。
添削ー返信はPCが楽かな。


Faxはトルコの家庭にはないので、スマホで撮って送付です。
PCで、添削はどうやってすればいいのでしょう。
毎回ペイントに落としてマウスで添削?
それとも、毎回プリントして、手書きで添削したものを、写真撮ってメール返信?

ご多忙のところ恐縮です、ご存知のかた、ご助言をよろしくお願いいたします。

アンカラママ



公立ギフテッド教育

アンカラには、公立のギフテッド教育が受けられるサービスがある。

そこは、IQ130以上の子供が、学校で落ちたり浮いたりしてこぼれてしまうのを防ぎ、国家に有用な?人材を育成するために、補助教育をタダでやってくれるところらしい。私学の先生でも知らない人も多い、知る人ぞ知る場所である。

何をやってるんか、というと、理科の実験したり、工作したり、芸術活動をしたりしているらしい。日本だったら、普通の公立小学校で、誰でもやっていることなのだが、トルコの小学校では、こういう授業が不足しているから。

ここは中学まで継続できるらしいが、ここの修了生は大学卒業後は無試験で、理系あこがれの職場の、トルコ航空機製作所に就職できるらしい。ま、いろいろ有利なことがあるんだろう。

毎年40人ほどの定員に、3000人ほど受験する、狭き門である。普通は、小学校の先生が見込んだ子供を選抜し、受験させる。名前は省略してBILSEMという。

教育ママの子育て掲示板では、BILSEMの問題見てみたけど、2年生対象でもめちゃくちゃ難しい、大人でもできない問題がある、どうやってわが子に準備させればいいのか、いや、あれは準備してどうかなる問題じゃない、などかしましい。

アンカラママも2年生対象問題を見てみたが、どんぐりで言えば、1mxから2MXくらい。問題数が多くて、つまんない問題が多い。半分ほど正解できれば、第2次審査の知能テストに進めるらしい。

母と父の現在の年齢の和は72だが、子が生まれたときは52だった。子は現在何歳か。 とか、
一年にある週の数から、一日の時間数を引いた数は、一週間の日の数の何倍か みたいな。

ちなみに、普通の学校のカリキュラムでは、掛け算が出てくるのが4月以降だから、学校で掛け算をやる前に、この試験を受けることになる。

形式は4択だが、算数担当の先生は、いったい子供の何を見るのか。3000人もいたら仕方ないのかもしれないが。

さて、アンカラママがどんぐりを寺子屋指導している子で、去年4年生のときに、学校から10人ほど受けに行ったらしいが、どんぐりっ子だけが受かってしまった。アンカラママは試験対策はしていない。

この子はどんぐりは小1で始めたが、最初の2年は、アンカラママが日本にいたので、指導を受けられず、お母さんに問題を貼ってもらったのを、自分でやっていた。

式と答えだけの作品である。わからないところは父親に教えてもらい、1MXまで行った。

そこから、アンカラママの指導を受けることになった。今3年目。

この子は10歳で5MXをやっているのだから、高い学力は持っているが、頭の中で処理しようとする傾向が強い。この子のこういう点は最初からわかっていたので、2年かけて修正を試みた。テストの点が少し落ちるだけで、騒ぐ親御さんから、脳の発達状況を説明し、余計なプレッシャーから守ろうとした。大分落ち着いて絵も描くようになっていたが、週2回通っているギフテッド教育やら、習い事、学校はタブレット教育、宿題のせいで、いっぱいいっぱいで、疲れているときも多い。

ギフテッド教育では、ときどき、上の学年の算数問題を、自力で解かせたりもするらしい。算数に関しては、先取り教育はやってないようだが、ひらめきセンスを伸ばすのに、プラスになってないのが分かる。

忙しいと、できなかった問題を考え続けるひまもなく、ひらめきはなかなか来ない。

本人は、学校の授業はつまらないけど、ここの授業は楽しい、と満足している様子。

うちの子らは、この年頃、近所の悪ガキとつるんでたけどね・・・

・・困った・・

最近、ネットで偶然、個人指導・知能開発センターみたいなところが、そろあんなどの講座の中に、「どんぐり講座」とWEBで宣伝しているのを見つけた。

アンカラママには何のコンタクトもない。

うちの学校のサイトの、どんぐりの説明を、一部コピペしたらしい。

驚くことに、学校にどんぐりの先生を派遣すると書いてある。

いくらなんでも、これは許すわけにはいかない。

夫「きみもここで働かせてもらえば。」いや、そういう問題じゃない。

間違ったやり方で、どんぐり問題を使われたら、困るのだ。

しかし、いったい誰がやっているのだろう。うちの学校を過去に辞めた先生かもしれない。それなら、アンカラママの授業も、子供たちの作品も、見たことがあるだろう。

もしくは、アンカラママの生徒のどんぐり帳を、手に入れた人かもしれない。学校の父兄かもしれない。

うちの子ら、体験に行って、スパイしてくる、と言う。

「ここの説明では、どんぐりは幼稚園から3年生までが適齢です、て書いてあるよ。あんたら無理じゃん」
「ボク、さんねんせいでーす!て言えばいいよ。無理か」

そこで、夫に、一保護者として電話してもらい、探りをいれてもらうことにした。 

センターの代表者が電話に出た。

まずはどんぐりのことを、電話で説明しているが、担当の先生になると、口をにごす。

夫「先生は日本人ですか」
代表者「トルコで日本人の先生を望むのは無理ですね」
夫「先生はどこでどんぐりの教育を受けられたのですか。ITOYAMA先生からですか」
代表者「大学の教育学部で、どんぐりを習いました。どの大学でもありますよ」

おお、そうなったらどんなにいいことか・・・いや、絶句である。

夫「生徒は来ていますか。講座は開講しているのですか」
代表者「体験には来ていますが、講座を開くほど生徒は集まっていません。1回で急にできるようになるわけがないのに、保護者の期待が大きすぎるんです」

これは、本当に笑い事ではない。たとえば、うちの学校の保護者でさえ、学校以外で、どんぐりを習えるところはないか、とアンカラママに聞いてくる人がいる。

夫「教材は何ですか。日本の教材ですか」
代表者「教材はこちらで用意します。どんぐり問題といって、大体5パターンしかないんですけど、その5パターンが解けるようになれば、他の問題もほとんど解けるようになります」

詳しくは、子供を連れて体験に来い、そのとき説明する、という。

いやはや・・・・・・・・・・・・・・・・

いったいどうすれば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

寛大な心で、アンカラママが出向いて、相手の過ちを質し、その、先生とやらに指導するべきか。

実際問題、日本どんぐり算数をグーグルで検索すると、そこがヒットしてしまい、現に何人かが体験に行ってるのだ。

おまけに、トルコの金持ち向けの雑誌に、広告を出していて、どんぐりの名前も出ている。

とりあえず、トルコブログに、教育機関が、どんぐりを使うときは、メールで知らせること、お試し問題以外のどんぐりを使うときは、購入すること、できたらアンカラママの指導を受けること、などの注意事項をアップした。

ちなみに、トルコ語版を、購入したのは、トルコブログを開設してから、たったの2名である。

しかし、それから、そのサイトには何の変化もない。
この人たち、そもそもトルコブログを知らないようなのだ。糸山先生のことを出しても、何の反応もなかったし・・・

トルコブログを開設して、約6年。
今までコンタクトしてきた先生たちは、それで金儲けしよう、とかの人たちじゃなかったと思う。
翻訳を一部手伝ってくれた先生たちとは、問題を無料でシェアした。
ときどき、1日だけのイベントでどんぐりワークをやった、などの報告を、ネットで発見することもあった。こういうのはアンカラママがしらないところで、たくさんあったかもしれない。

しかし、今回のケースは・・・・

幼稚園どんぐり トルコ人の先生初

アンカラママは先生二人に指導に行っているのだが、そのうちの一人が、アンカラママがいないときに、子供たちとどんぐりをやってくださっていた。

背景も、何もない、文章どおりの物だけの絵だけど・・・

いい、いい。まずは、ここからがスタートだよ。

この日は、年長問題の、おじいさんの車問題をアンカラママがデモ授業(子供たちとどんぐり)。

目をつぶって・・・さあ、車がやってきたよ・・・

子供たちは、背景も、お空の様子も、排気ガスのにおいも、いっぱい再現して描きこんでくれた。

タイヤを描くスペースがなくなったら、車を大きくした。

ある子は、車の後方にタイヤを6つ描いたが、前方にも同じ数だけ描いた。

理由をきいたら、「だって、前にひっくり返っちゃうもん」バランスをとるために、タイヤを描き足したのだ。

アンカラママが、ほめるのを、先生方が見ている。

子供たちのお絵かき帳に色が溢れ、笑いが溢れた。

幼稚園の25人クラスでも、どんぐりはできる。
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プロフィール

アンカラママ

Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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