2年生 カード問題

2年生クラスでは、カード問題をやっている。

5分で3枚の巨大カードを作ることができるカード製造機があります。
できたカードは順番に積み重ねます。カードの厚さは10ミリです。
この機械は積み重ねたカードの厚さが15㎝になると自動的に止まってしまいます。
では11時45分から機械を動かし始めると、何時何分に機械は自動的に止まるでしょうか。

途中で投げ出す子は1人もいない。とにかく描けるものは全て描き出し、ページがみるみる埋まっていく。

担任の先生は、目を丸くしているが、当の子供たちは、クラスのほとんどの子が解けてしまうので、それが普通と思っている。

寺子屋の子なら、それぞれの学校で、周囲の子はわかっていないのに、どうやら自分だけがわかっているらしい、という経験をするものなのだが、ここでは学校ぐるみでやっているので、それが当たり前になっている。

そのあと全員分の作品が壁に貼られるのだが、最後まで解けた子供が、解けなかった子供に、達者な口調で説明をしている。
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2年生 学年末

学年末が近づいてきた。

2年生。現在掛け算をやっている。割り算は来週からの、最終項目。

〈1MX85> ダンゴム市の人口は、みんなで720人です。
今、男の人の列と、女の人の列に各々1列に並んでもらっています。
列は、女の人が男の人の列よりも20人多いことが分かりました。
では、男の人の列には何人が並んでいるでしょう。

720を100のマルなどで具象化し、目を輝かせて解く2年生たち。
このとき、担任の先生も、教室で子供たちの感動を共有してくださった。ときどきサポートに入ってくださる。

アンカラママ「最高の準備学習なんですよ、割り算も知らないのにね。もうね、桁が4桁になっても、5桁になっても、解いてしまいますよ」
先生「素晴らしいわ!私は年度頭に、日本算数を週2回にしてくれって一生懸命頼んだのよ。それでも週1回しかもらえなかった。それが、いろんな祭日だの行事だのテストだのでつぶれて、4回もなくなったのが残念よ。(実際は7回なくなったのだが、アンカラママが別の日に3回余分に入った)これが、あと4回してたら、子供たちはもっと進化してたに違いない・・残りの日、できるだけ私のクラスに入ってね!この間、保護者会で、壁に貼られた問題を見て、保護者がびっくりしてたわよ、なんて難しい問題やってるんだって。」

この先生は、なぜこんなにどんぐりが好きなのか。

この先生の娘さんは、今は美術の先生をされているが、子供のころ、数学がきらいで、できなくて、泣いて宿題をいやがったそうだ。他の科目は悪くないのに、数学だけがこうだった。

先生は仕方なく、娘さんの宿題を代行した。それで、「わかった」のだ。
だから、この先生の宿題は他の先生に比べたらずっと少ない。

このクラスは、先週からやっと掛け算に入ったところだ。たぶん、トルコの全学校で、一番ゆっくり進んでいるに違いない。
しかし、子供たちの掛け算の理解が早く、あっという間に終わりそうだ、と言っていた。

このクラスだからこそ、どんぐりでできる指導がある。
視算を使えるようにすること・・・

もうひとつの2年生のクラス。

「私はあなたの授業には行かないわよ、私にもやることがあるんだし。だいたい、番人みたいに待ってるのも意味ないし。私なしでも、子供たちは慣れるべきよ」

どんぐりを「意義あるもの」とは認めてくださるものの、このせりふ。

「私の生徒たちは、何の問題もないわ。とてもよくできるわよ」

できるのは、2年生の教科書の内容。それは、4年後の、数学の基礎として、耐えうる基礎なのか。
このクラスは、3ヶ月前から掛け算に入り、割り算も終わらせてしまった。学年で一番進度が速い。
結果、子供たちがどんぐりでどうなるか、最初は絵を描いていたが、しだいに描かなくなって、掛け算割り算のテクで解こうとする。そして、計算ができないと、そこで止まってしまう。

先生がサポートに入ってくれないので、どんぐりの授業自体も騒がしい。

この先生の息子さんは、数学が得意で、苦労したことがなかったそうだ。

前述のクラスと後述のクラスとは、思考力で半年分の差ができてしまっている。

そのものずばり、「あなたのクラスは・・」とはいえない。それは、先生の技術を侮辱することになるからだ。
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プロフィール

アンカラママ

Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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