ごあいさつ

エスキシェヒールは、雪のため、週半ばから休校です。

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皆様、よいお年をお迎えください。

アンカラママ
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幼稚部で保護者に説明する

「子供たちの作品で、殴り描きをしているのがありますが、いくつか意味があります。たとえば、あなたのお子さんの最初の作品を見てみましょう。楽しんでぐちゃぐちゃ描きをしているのでなくて、作品が気に入らなくて、消そうとしているんですね。この行動は、高学年のお子さんでも最初はよく見られることなんです。破って、誰にも見られないように捨ててしまったりします。消すのもダメだといわれて、どうしようもなく不快になってしまうんですね。ところが、いろいろ描いたのを、消さずにどんぐりの先生に見せて、ほめられてもらっているうちに、恥ずかしいとか、自信がない、とかの感情が消えて、こんなにがんばったんだ、と、他人に見られても平気になってきます。自信がついてくるんですね。」

「あなたのお子さんは、最初の日は、なぐり描きをやってますが、すぐにやらなくなって、4ヶ月の今では絵に表情が出てきました。ひとつひとつ、丁寧に描きたい、という気持ちも出てきました。色を使って効果を試してみたり、矢印を使って、関係を示してますね。大きな進歩です。顔の表情も変わりましたよ。」

この保護者は、子供が3ヶ月ほどたった頃から、見違えるほど性格が変わって、家でどんぐりの授業のことを話すようになった、というので、どうしてもアンカラママと話たい、と学校に来られた。

あたしたちは超有利

5年選択どんぐりに来ている生徒たち。

「今週から授業で分数が始まったんだけど、先生が図で解きなさいって。あたしたち、超有利よね~」

目をキラーンと輝かせ、笑い出す生徒たち。今まで、項目が自然数の計算だったから、いまいち他の生徒との差が感じられなかったのが、どんぐりをはじめて4ヶ月。やっと、絵図パワーが発揮できるチャンスが到来したのだ。
「そうでしょ。ふだん、図を描いてない子が、分数だから図を書けって言われても、できないんだよね。あんたたち、みんなに教えてあげなさいね」

年長さん問題を解く期間(3か月)は終わり、今4か月目。参加者の半数は1MX問題前半、半数は1MX問題後半に取り組んでいる。今まで、学校どんぐりで取り扱わなかった、難易度の高い問題を、ガンガン解いてくる。(年長問題の子は2人残っている。ひとりはやる気がない子、もう1人はどうしても絵が描けない子である)

生徒たちが、うれしそうに、「もうすぐノートが終わるよ、終わるよ」と言ってくる。今まで、数学のノートといえば、板書の丸写し、つまらん宿題、たいした思い出もなく、学年が終わるとごみと化していたのが、これは、自分の意志で、自分の力でやり遂げた初のノートなのだ。

一時間に30題のどんぐり問題を、その場で添削するアンカラママは、猫の手も借りたい。

今の状態でこれだ。2学期は、いったい、どうなるのだろう・・・

高校生日本語

惨事が続く中近東で、若者たちに希望を持ってもらいたくて、日本語クラブの授業で「翼をください」を歌った。

トルコ地方都市エスキシェヒールで、日本語の美しい歌声が響き渡る・・

日本語歴4か月の高校生たち。

隣の教室で数学を解いていた生徒も、参加しに来た。

この歌は、日本で老若男女が知っている歌だし、メロディーも繰り返しが多く、覚えやすい。
カノン進行で、歌詞のイメージもしやすい。
「さくらさくら」より、外国人の初めての日本語の歌として、適当。
たぶん、今でも、日本のカラオケで扱ってるよね。

もし将来日本に来て、外人が日本人の前で「さくらさくら」を歌っても、あまりウケナイと思うのだが、
これなら一緒に歌ってもらえるんじゃないかな。

今年はこんな企画もやっているので、(語学の授業は、内容が簡単な初級が一番難しいといわれる。いかに飽きさせず興味を持たせるか)ますます夜眠れない。




助っ人たち

先週後半、インフルエンザにかかったアンカラママ。この火曜日から学校に出てきた。

今週は省エネモードで授業をやっている。
添削も、周囲の人に助けられている。

A「はいっ つぎのノート」
B「これは、かたつむりも4ひきだし、はっぱも8まいあるから、ハンコ2こでいい?」
アンカラママ「いいよ」
C「ひづけいんも おしたよ」
A「じゃ、つぎのノート」
B「これは・・・(顔をしかめる)むずかしいな、どこにかたつむりがいるのかな・・」
アンカラママ「あとまわしにしよう」
A「したのほうにいれちゃえ」

1年生というのは、とても役に立つし、かしこいのだ!
そして、先生の真似事がしたくて、仕方がない。




輝く存在、どんぐり

教室の掲示場所が少なく、どうにか途切れ途切れでどんぐり作品を貼っていた3年生。

最近は、移動式ボード4面を、アンカラママが占領していて、廊下にドンと置いてある。

このボードは安物で、ピンを打ちにくく、ボードに刺さるか、指に刺さるか、という代物なので、他の先生方は嫌っていて、あまり使いたがらない。トルコでは、画鋲でなく、虫ピンが主流。アンカラママは、ボード上部にワイヤーを張り、日本製の、ダブルクリップを使って作品を吊るしている。

この週末は、学校の保護者懇談会があったが、廊下のど真ん中に置かれたどんぐりボードは、否応なく保護者の注目を浴びることになった。

幼稚部と小学部の同時開催で、2時間しかなかったので、アンカラママは全部の教室を回ることはできなかったのだが、担任の先生方が、好意的に説明してくださった。特に、どんぐりの良さに気づいてきた先生は、子供たちがどれほどこの授業が好きで、積極的に参加しているかを熱弁してくださった。

ある3年生の保護者は、まだ学期が始まって3ヶ月だというのに、早くも来年度の予定を聞いてきた。アンカラママが、この学校では、4年の授業はない、と答えると、来年も継続できるように、保護者で結束して要望を出していく、と言ってきた。私学は時間割に余裕があるので、余剰プログラムは保護者の要望を反映させることが可能だ。

しかし、保護者も先生も、どんぐり歴3ヶ月の作品しか見てないから、まだアピール力は足りない。勝負は半年後だ。

現在でも、5年生の選択授業で、最初のマジックを経験した女子3人が、ラッキーマッキー問題だの、CD飛ばし問題だの、解き始めたのを見れば、どんなにか・・・(この子らの表情、昔の漫研女子たちを思い起こさせる)

もう、普通の先生や、保護者のレベルを超えちゃってるもんね。

なんとかならんの?

今の学校は幼稚部から高校までの大規模校であるので、コピー室には業者が常駐している。

アンカラママは毎週、子供たちのどんぐり問題(A4に20個ほど同じ問題をコピーしてある)をコピーしてもらい、裁断は手動の裁断機でやるのだが、コピー業者は、この、テクノロジーの国から来た講師が、なんとも時代遅れの方法で、ちまちまやっているのが、歯がゆくて仕方がない。

業者「センセイ、なんとかならんのかね。毎度毎度面倒臭い・・最初からA4の上に問題を一題ずづ印刷して、全員分を一気にコピーしたらいいのに、なんでこんな手間隙かかることやるんかね」

ア「A4じゃ小さいから、お絵描き帳を使わせてるんです。どうしてもこの方法を使うしかないの」
業者「じゃさ、A3紙を使うとか」
ア「最初から問題を印刷してあると、子供らが適当に式を立てて終わらせちゃうから、ダメなの。3年生でも、私が一行一行読んで、絵を描かせて解かせるんです。自分でできる子はいいんだけどね。そうでない子は、助けが必要だから」

どんぐりの授業を見たことがない業者2人は、怪訝な顔をする。巷にある問題集ってのは、全部、問題が最初から書いてあるじゃないか。いったいこの日本人は、何を言ってるのか・・

ア「本当は、1年分の問題をシール印刷して、最初から各自に渡すのが一番いいんだけどね。のりを持ってない子が、他の子に借りるためにうろうろして、3分くらい潰れてしまうのが惜しくて」
業者「いや、シール台紙は高いからな。それより、センセイが問題をボードに書いて、子供らに写させたらいいだろう」
ア「幼稚部とか1年の子は、字が書けないから」
業者「そうか。うーむ」
ア「いつかは私の望むワークブックができて、私の手間もなくなるといいんだけどね。」
業者「ここの理事に頼むといいよ。きっとなんとかしてくれる」

最初からどんぐり問題集を子供たちに渡して、問題を切り貼りさせるなんてことをすれば、授業の半分が潰れてしまう。第一、問題集そのものを平気で無くしてしまう。高学年でも、そうなのだから。もう懲りたのである。

5年生の選択授業だけは、各自、問題を選択できるようになっているが、お絵かき帳の最後のページに、どんぐり問題をアンカラママがセレクトしたものを、3ページずつくらい左端の部分だけ貼ってあって、自分で選んで切り貼りできるようになっている。それでも、お絵かき帳を家に忘れてきて、てぶらでやってくる5年生がいる。

しかし、確かに今のアンカラママのやり方では、他の学校に広めるのが難しい。トルコでどんぐり問題を使っているほかの先生は、たいてい、ボードに書いた問題を、子供たちに書かせているようだ。

アンカラママは、学年ごとに、どんぐり問題の1年分のセレクトの計画を始めに立てる。それでも、順番どおりには行かないし、後期はもう一度計画を立て直す。

クラスごとに、思考力の伸びに差ができてくるのだが、翌年にどんぐりの継続が望める場合は、全学年同じ問題をするし、翌年にどんぐりがない場合は、後期はクラスによって違う問題をしてもらうこともある。クラスの中でも、子供たちに違う問題を与えることもある。読み聞かせしなくても各自できる状態、の条件が入る。


うちの授業はタイクツだからね

小学部の1年生棟に行って、職員室で添削をしていると、担任の先生が、(公立を定年退職したあと、私学に来ている67歳のじいさんだが、日本的感覚では80歳の風貌)

「子供たちはあんたの授業は好きなんだよ。うちの授業はタイクツだから嫌いだけどね」

こともなげに言う。

「まあ、字の練習ばっかりですからね・・・」

じいさん、あんた、自分でも分かってるタイクツな授業を、いったい何年やったのさ・・・

このじいさん、他の先生に比べて宿題は少なく、ガミガミ怒ることもない好々爺なのだが、いかんせん動きが鈍すぎる。

よりによって、学年のゴンタ男子が、このクラスに集中している。

私学にあるまじき光景、教室はごみだらけである。

ときどき、職員室で、他の先生が、この先生のために、YOUTUBEのトルコ演歌を大音量で聴かせている。

じいさんはうっとり聞き惚れている。

このクラスのどんぐりはと言うと、時間割のせいで、どんぐりの最中に、「おやつの時間」が入って皆食堂に行ってしまう。

そのせいで、どんぐりは他のクラスに比べて遅れているが、ゴンタ男子のエネルギーあふれるエンピツ殴り書き作品が、壁にあふれている。


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プロフィール

アンカラママ

Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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