保護者の反応 2か月目

トルコでは、今年からの新課程では、1年生は、最初の3ヶ月は、遊びがメインの、慣らし期間になっている。新学期が始まってから2ヶ月たったが、数字は4までしか習ってないし、アルファベットも3つしか習っていない。中央集権が強い国なので、勝手に課程変更することは難しい。

保護者もそれはわかっているので、今のところ、子供たちはたいした勉強をしていない、と思っている。
保護者会で、日本人が「日本式算数」をする、と大風呂敷を広げていたが、自分の子供は今のところ興味もないらしい。

ある日、1年生のB君が家に帰ってきた。

いきなり紙と鉛筆を持ち出し、お母さんに、

「ママ、部屋が6つあって、ミミズが4匹ずつ住んでいるんだ。全部で24匹だよ」と絵に描いて説明を始めた。

お母さんはびっくりした。

お母さん「それ以来、日本算数があった日は、息子は先生になったつもりで、授業したがるんです。この2ヶ月で、息子が明らかに進歩したのを感じます。ありがとうございます」

この学校は、宿題以外は教科書ノートは学校に置きっぱなしだから、どんぐりノートも置きっぱなしなんだよね。

アンカラママ「他のお母さん方からも、同じような報告をたくさんいただいていますよ。」

幼稚部でも同じ問題をしているが、インパクトは幼稚部のほうが強い。

昨日の保護者会で、始めてどんぐりノートを見た親御さんたち。

最初のページで、ただのお絵かきか、殴り書きをしているのが、2か月後に算数の問題をやっている。中には、あまりにも変化が劇的で、同じ子供が描いたとは信じられないお絵かき帳がある。お母さんは、「これをうちの子が描いたんですか!」

実は、100%そうではない。ときどきおせっかいな女の子がいて、隣で考え込んでいる子のお絵かき帳に代筆してしまうケースがある。
見つければ注意するのだが、相手もアンカラママが見ていない隙を狙ってやるので、なかなかすぐに見つけられない。女の子は隣の子を助けてやったつもりなので、悪びれた様子もない。逆に、隣の子のを毎回丸写しする子もいる。一応アドバイスはするが、幼稚部は円卓を囲んでやっているので、仕方がない面もある。

先月、1年から4年の保護者会でどんぐりを説明したのだが、5分やそこらでなかなかうまく行かなかった。幼稚部の保護者会は、参加する先生の数が少なく、アンカラママの時間が10分くらいあったので、違うアプローチを試みた。

一人お母さんに前に出てきてもらい、どんぐりを体験してもらった。アンカラママが一行ずつ読んで、イメージしてもらい、お母さんに、頭に浮かんだものをボードに書いてもらう。足し算も引き算も使わなくても、絵に描くだけで答えが出る。これは大成功だった。「暗記なしの教育だ!」などの感嘆の声が出た。また、その場にいた、他の先生方に見せることができたのも大きかった。

翌日の土曜日に、保護者向けミニどんぐりワークをする時間があった。参加者はお父さん3人にお母さん1人。

りんごとリンコの説明のあと、CD飛ばし問題をしてもらう。解けたのはお父さん1人。お母さんに一行ずつ読んでもらって、アンカラママがボードで絵図を見せる。最後に参加者から「これは数学だけでなくて全部の勉強に有効だ」との感想が出た。



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