せっかくどんぐりを使っていたのに・・

大人が描いたんか?と思うほど、すばらしいどんぐり作品を描いていたA君。

お母さんが、おうちどんぐりをさせていた。

2年後。

お母さんが、どうしてもアンカラママに来てほしい、と言うので、週1で出張どんぐりに行くことになったのだが。

A君は才能がつぶされかけていた。

5年生。特待生試験に受かり、今年からアンカラの私学に行っている。

そこでは、電子教科書を導入していた。

子供によっては、2時間も見続けると、目が痛くなってくるそうだ。

授業も、宿題も、すべてタブレット経由でされる。

さらに、いろいろな学習サイトにつながっていて、毎日30分、トルコ語と数学のゲームをすることが推奨されているらしい。

トルコの小学校で、パソコンの授業は、進んでいるところは、パワーポイントでスライドを作ったりするし、関連の宿題も出る。

いつのまにか、O君は、パソコンの世界に取り込まれていった。

そして、O君は、小さいころから本を読んでいたのだが、パソコンをしていないときは、分厚いファンタジーノベルを読みふけっていた。水泳と本とどちらがすきか聞いてみたら、もちろん本だ、と言う。

A君は、小さいころからチェスを習わされていた。アンカラの大学で催されるトーナメントに出ることも多い。

そして、去年から習い事にピアノが加わった。

小さいころから頭がよく、勉強がよくできたので、A君の宿題を、親が手伝ってくれたことはなかった。

だんだんA君は学校の宿題をしなくなってきた。

授業中は、心ここにあらずの様子で、ボーっとしている。

先生がいきなり質問すると、大人並みの知識を本から得て知っているので、何でも答えてしまう。

しかし、テストはミスが目立ち始めた。

学校から、家庭に注意と喚起が来るようになった。

両親は高学歴だが、そんなA君が理解できない。

お父さんは、宿題をさせるためにA君を殴るようになった。

A君は、弟やお母さんを殴るようになった。

お母さんは、とにかく、どんぐりを週2問だけでいいから、解き方を教えてやってくれ、という。

アンカラママからしたら、親の覚悟しだいで、ほとんどの問題は解決の道がある。

何時間も、何回も説得を試みるのだが、お母さんは絶対に自分は宿題を手伝わない、という。

学校の宿題が少ないから不満だという。お父さんは現在単身赴任している。

不満だけ言って、事態が好転すると思っているのだろうか。A君が、つぶれてしまうまで、見て見ぬふりをするつもりなのだろうか。

Gさんに相談すると、「宿題を手伝わないって?何のために子供を生んだのかしらね」

と切り捨てた。


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