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先生を巻き込む

高度成長が続くトルコは、今年アンカラで設立された私立小学校が、小規模なのを加えると、15以上。東部の地方では、学校すら行かせてもらえない子供たちもいるのだが。

うちの学校でも、新学期になり、たくさんの先生が入れ替わった。ここでは、少しでも高い給料をくれる学校に、簡単に移ってしまうし、保護者に受けが悪い先生は、すぐにクビになったり、非常に流動的。学校に限らず、民間セクターはどこもそうだ。仕事を続けることはキャリアを積むことだから、職場を変わってもネガティブに取られることはない。

というわけで、1年かけてどんぐりを見てきてもらった先生方も、大半がいなくなってしまった。

また、一人一人と信頼関係を築いていかなければいけない。

昨年の結果から、担任の先生を巻き込むことができたクラスは、高い成果が出たことがわかっているから、これは保護者を巻き込む以上に重要。

昨年から残っている小学部の先生は、3人しかいない。新しい先生が、6人。

また昨年の繰り返し、どんぐり作品を貼らせてくれ、と言えば空きがないと拒否されたり、低学年のクラスが崩壊状態でも「あなたも先生なら自分で何とかすべき」「週にひとコマくらいどうでもいい」と無関心だったり・・・

昨年はこれで、自分に持病が出たりしたことから、今年はできるだけ腹を立てないようにしている。

さて、昨年から残っている先生のうち、1人は毎回授業に参加してくれる。残り2人は時々クラスにきて、生徒に気合を入れて出て行くだけだった。

そのうちの一人である男の先生、今年は4年生を受け持っておられるのだが、アンカラママの、今年度2回目の授業にやってきて、後ろの席に座って、Nちゃんの手から、返却された頭の健康診断の紙を見ていた。2M55などの問題が、鮮やかに解かれている。

1問目を見てみると、0mxの「ももんがのマント」問題。Nちゃんが、テストのとき、簡単すぎて笑いを漏らした問題だ。

「うむ・・」

なるほど、こうやって描けば簡単だ。これなら、クラスで低学力の男子2人組も解けるのではないか。そう思った先生、男子の横の席にやってきた。その子のテスト用紙は白紙である。

「おまえ、これをやれ。ももんが、ももんがの絵を描くんじゃ。」
いきなりの先生のアクションに、驚いた男子「???」
「何でもいい、ももんがだ、空飛ぶリスだ」
目を白黒させた男子、〇と△で、ももんがらしきものを描く。
みぎに1かい ひだりに2かい まんとをひらひらさせます、だ。何をやっとる、描けい、描かんかっ!」 顔が赤くなる先生。

「うぬっ何でこんな簡単なことができんのじゃあっ」

クラス中が、ドン引きして見ている。

アンカラママの、「ゆっくり想像してごらん。ももんがって知ってる?空飛ぶリスさんだよ。木から木に飛び移るの・・森の中でね・・さあ、描いてみようか・・・」
催眠術のような誘い文句とあまりに違う。

「あの、先生、怒ったらだめです、怒らないでください」

この子に描かせるには、ももんがになってもらって、右と左の手を動かしてもらい、実際の動きを体感させる。今回はテストだったので、そういう個人フォローはしなかった。

この先生を巻き込むには、どうしたらいいのだろう。それには、アンカラママが、この先生の役立つことをする、つまり、ギブアンドテイクの関係を作る。どんぐりでギブをしているつもりでも、相手が有効性を実感していない場合、何の意味も持たない。

昨年は、空き時間に工作を手伝ったり、先生が保護者と話している間、クラスで絵描き歌を教えたり、できるかぎりのことをしたつもりだ。しかし、12人の先生にギブをするのは時間的に無理。

どうしても優先順位をつけなければならない。必然的に、4年と、新設された3年B組ということになる。

そこで、昨年もときどきやっていた放課後の個人指導を、優先的にこの2クラスにあてることにした。


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Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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