小1の授業 

小1の最後の月になってくると、算数は□が入った計算が非常に多くなる。
□+2=15 13-□=8 みたいなやつ。小1だから、加減だけだけど、これがなかなかやっかい。
宿題マシーン泣かせの、虫食い計算。

アンカラママは、2ヶ月前に、こんな授業をやった。

宇宙人がやってきて、1年B組のみんなに問題を出しています。
う-あ=ど
う-ど=あ
あ+ど=う
う+あ=ど
この中で、ひとつ、間違っているものがあります。見つけられるかな?

授業を受けているのは、5歳児たちから成る1年生。(誕生日が来て6歳になっている子もいる)
みな、3つ目じゃないか、などと言う。最初の文字が、他と違って「あ」だから。

宇宙人がヒントをくれる。
うさぎを1匹描いて、全身を「うさぎ」頭部を「あたま」胴部を「どう」と記入。
さあ、これで?

うさぎの頭や、胴部を、かわるがわる手で隠してみる。
こどもたちから「あ、わかった!」「こういうこと?」と声が上がる。

うさぎ-あたま=どう
うさぎ-どう=あたま
あたま+どう=うさぎ
うさぎ+あたま=どう

もうわかるね。4番目が、間違いだね。
絵に描いてみるよ。
「わかった、かんたん」

ひらがなの部分は、実際はトルコ語アルファベットだから、1年生相手に何の文字式を見せているのか、といぶかしげに見ていた担任の先生が、感嘆の声を上げた。

これは、糸山先生のどんぐり本で出て来る、
A+B=C C-B=A C-A=B

  A        B
<---><-------->
<------------->
     C
を、1年生でもわかるようにしたもの。

2ヶ月後、虫食い計算が授業で出てきて、担任の先生は、おはじきなど使って体験させ、説明した。
しかし、授業中、一緒にやればできるのだが、子供たちが一人になると、できない。
宿題に出しても、間違いばかり。
反復して、やりかたを暗記させるしかないのだろうか・・・

先生は、うさぎの絵を使ってみた。すると、子供たちは、すぐに理解して、ノートの隅にうさぎの絵を描いて、考え出した。
驚いたことに、子供たちが簡単に答を見つけ出すだけでなく、喜んでやっている。

□+2=15
□+ど=う
あたまとどうを足すと、うさぎになる。
あたまの部分を出すには、うさぎからどうを引くんだ。
だから、15から2を引けばいいんだね。

子供たちは虫食い計算を見ると、「うさぎのもんだい」と、得意げにやるようになったという。

これは共有しなければと、担任の先生は、他の組の先生にも説明した。

最近は、先生方の間で「うさぎ」と言えば、虫食い計算の万能うさぎを指す。

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No title

ス・テ・キ !

Re: No title

レオンくん

担任の先生とコラボが組めてラッキーです。
60歳近い大ベテランの方ですが「毎日新しい方法をいろんな方から学んでいます」と好奇心旺盛です。
トルコにも素敵な先生方がたくさんおられます。


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Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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