下の子は、この夏は日本の小学校6年に3ヶ月だけ転入し、日本の子達と一緒に小学校生活を送った。
算数は、分数の掛け算と割り算、比をやっていた。トルコでは、来年に学習する予定。
下の子は、すでに6MXは半分以上やってしまっていたが、ようやく、分数の掛け算と割り算を使えるようになった。
「分数の掛け算と割り算」を使わないで6MXを解くのがどういう感じなのかは、経験者でないとピンとこないかもしれない。
先取りをしていない家庭で、6年に入るまでに、6MXをやっている場合。
たとえば、今年の3月の例。分数の掛け算と割り算を知らないときの記録。
6MX71
筋肉豆腐の80%がたんぱく質で、そのたんぱく質の62・5%が筋肉になる。100gの筋肉を手に入れるには、筋肉豆腐を何グラム食べるとよいか。
どんぐり的には、小数を分数に直して計算すべし、ということだが、そこまで行っていない場合はどうするか。
まず、筋肉とたんぱく質の関係は、
62.5%:100g
100%:■g
62.5%→(÷5)→12.5%→(×8)→100%
たんぱく質の重量は、
100g÷5×8=160g
次に、たんぱく質と筋肉豆腐の比を書くと、
80%:160g
20%:40g
だから、足し合わせて、筋肉豆腐は200g。
「比の内項と外項の積 は同じ」はまだ知らないのだが、どんぐりの取り組みだけで、かなり比を使うことができていた。
さて、昨日の筋肉豆腐問題。飛ばしていた5MX89。
筋肉豆腐の4/5がたんぱく質で、そのたんぱく質の2/3が筋肉になる。1kgの筋肉を手に入れるには、筋肉豆腐を何グラム食べるとよいか。
図を描いたら、全体(筋肉豆腐)の8/15が筋肉になることが分かった。
6年生なら、■×8/15=1kg
と式を立てられるのかもしれない、下の子は、代数を使った式をたてたことがない。
比でさえ、■の部分は、実際は?が書いてある。
1kg:8
■:15
の比になるから、
1kg÷8/15=1875g
これでも、分数の割り算が使えている。
日本にいる間は3ヶ月どんぐりをお休みし、6MXが終わらないようにセーブしていた。というのは、分数の掛け算割り算を使って解く経験をしてほしかったから。
ここで、
■×4/5×2/3=1kg
の方法も、さらっと見せておく。
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