幼稚園の先生に教える

今年度から、4歳児対象のプレ・どんぐりは幼稚園の先生にしてもらうことにした。

アンカラママは月に1回お手本を見せにいく。

プレ・どんぐりは、子供は先生のお手本を見るのと、指で数字を確認するだけのもの。

1時間のレクチャーのあと、3か月分のどんぐり問題を渡した。授業でボードに描くための絵を紙に順次描いてもらい、アンカラママが添削している。

幼稚園から1年生までのどんぐりの授業は、とにかく楽しくなければならない。

そのためには、先生が楽しんでいる姿を見せるのが第一。

第二のキーは、子供たちがいかに登場人物に感情移入できるか。

数字とか、計算とかは2の次となる。

例えば、

<0MX22> くまさんの おうちには はちみつのつぼが いっぱいかくしてあります。
ところが、あそんでいるあいだに そのつぼを 3こも こわしてしまいました。
こわすまえに つぼが 16こ あったとすると、
いまは こわれていないつぼは なんこあることになりますか。

イラストが得意、という若い先生の作品は、ならんだ16個のつぼのうち3つにひびを入れ、
真ん中に大きなクマさん、お空には太陽と雲。絵の隅には、木と蜂の巣が描いてある。

明らかに、全文を読んでから絵を描いているのだが、最初から細かいことを言っても、続かないかもしれないので、アンカラママもまずはOKを出して、徐々に指導するつもり。

なぜなら、彼女たちは自分の意思でなく、園長に言われてアンカラママの指導を受けているので、「私にはできません」と言われたら、元も子もないからである。

ただ、これだけでは子供たちが感情移入しにくいので、アンカラママが足りないところを描きたして返送する。

1 くまさんが遊んでいる絵がないので、つぼがどうして壊れたのか、この絵ではわからない。くまさんの足元に、転がるボールを描く。
2 くまさんは悲しいはずなのに、ぬいぐるみのように無表情なので、涙を描く。
3 つぼは壊れても整然とひびが入っているだけで、リアル感に乏しい。漏れているはちみつを描く。実際の子供たちの絵では、粉々に砕けていたり、いろんな方向に転がっていたりする。
4 つぼが壊れたら、大きな音が出たり、くまさんが叫んだり泣いたりするはず。物音を聞きつけた母親が、駆けつけてくる、などのストーリーはどう?

この問題を、小学生に見本として見せるのなら、また違った狙いが出てくるのだが、相手は4歳児なので、優先事項が違う。

学校どんぐり3年目の今こそ、子供たちから教えてもらったネタがたくさんあるので、構成もすぐにできるのだが、最初の1年目は、1問の見本を考えるのに何時間も要した。週末は昼間も夜も頭の中でストーリーを考え続けていた。
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