<1MX82><2MX22>
アリンコのチビチビ君は一歩で3mm、チョビチョビ君は一歩で5mm進む事
が出来ます。今日は、とても天気がいいので二人はお散歩に出かける事に
しました。目標は家から90cm離れている木の上です。二人は同時に出発して、
一秒で一歩進みます。では、どちらが何秒遅く木の上に辿り着くでしょう。
最初に取り組んだのは昨年11月。下の子がはじめて大苦戦した問題だった。
1日目チビチビ、2日目チョビチョビと、2日かけて図を描いても、正解に辿りつけない。
苦労をしたつもりが、正解にならないので、気分を害していた。
3度目の挑戦で、かろうじて正解。
2MX22で再登場したときも、具象手法でガンバルのだが、どうしても途中で描き間違えてしまう。
「この問題は一生やらへん」
このあと、どんぐり自体、しばらく拒否したくらいだったから、アンカラママは、分からん帳に入れるタイミングが悪かったかな、と後悔。類題の2MX21は、本人に与えずにそのまま分からん帳に入れた。
この夏休み、分からん帳に入っていたこの問題を、改めて下の子に与えた。
下の子「これ、やりたない」
アンカラママ「まあ、前回から大分たってるから、なんかうまい方法思いつくかもしれんよ」
下の子、しぶしぶ取り掛かる。
家から90センチ離れた木の図を描き、チビチビを出発させ、「くそーっまた100個も200個も描くんか・・」3ミリごとに進ませているうちに、
「ああっ分かったあっ!」「これはな、これ、わりざん使ったらええねん。・・ママが言ってたうまい方法って、このことやったんか」
900÷3=300
チョビチョビの900÷5は、筆算ができないため、
900÷9÷5=20 20×9=180
のやり方で、図で解く。
300-180=120 答 チビチビが120秒遅い
900÷3=300の式を見ながら、
「そうか・・わりざんにはふたついみがあるんや。900を3つに分ける、っていういみと、900の中には3がいくつ入ってるかっていういみや」
「距離÷速さ=時間」の関係も導き出しているのだが、まだ「速さ」の概念が弱いので、意識していない。
3日後、同じく分からん帳に入っていた2MX21に挑戦。2秒で1歩の設定。
各所要時間を2倍して、すぐ解いてしまった。
速さが半分になれば、時間が倍になる関係も、イメージができつつあるらしい。
下の子、小2。どんぐり歴1年半。
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