わかった!

外部の有名私学の受験準備を、家でお母さんとしているさわやか優等生Eちゃん、1年。

昨日は年長さんの「たいようとかみなり」問題だった。

アンカラママが問題を1行読むと、どんぐり2年目の幼稚部持ち上がり組は、目をきらりと輝かせる。

最後の行を読むと、おしゃれ番長Dちゃんをはじめ、数人が、指ですばやく計算を始める。

Dちゃん「18だ」他の男子「オレ、17と思う」アンカラママ「絵に描いて数えなさ~い」黙っててくれればいいのだが、すずめたちを黙らせるのは容易でない。

Eちゃんは、なぜ18になるのかわからない。

他の授業では、クラス1の優等生で、先生からも一目置かれているのに、どんぐりの授業では、進んでいるはずの算数力が全く使えない。

たいようが1日に地球を1周している間に、かみなりが地球を6周する。たいようが地球を3周したなら、かみなりは何周したか?

Eちゃん、たいようが1日に3周した、までを絵にし、答 9と描いたまま、呆然としている。足し算と引き算のパターン認識力しかないので、3+6をしている。

Dちゃんが、作品を揚々と持ってきて、さっそくアンカラママに告げ口をする。「Eが、18なんて、なんでわかるのよ、って言った!」 列の後ろで並んでいるEちゃん、しょんぼりしている。

お絵描き帳を自信なさげに見せるEちゃん、アンカラママにこっそり耳打ちする。「わたし、9 って思うんだけど・・合ってる?」アンカラママは、クビを振る。Eちゃんの目がみるみるうるんで、涙がこぼれてくる。「わたし、わからない・・」

すると、回りの女子たちが自分たちの作品を見せて、説明しようとする。

子供の説明というのは、ときには大人の説明よりも、子供にわかりやすいものだから、アンカラママもその説明を聞いている。

しかし、Eちゃんは、言葉をイメージに変換できないので、字面を追うことしかできない。

アンカラママ「家でお母さんが算数を教えてるの?」 うなずくEちゃん。

アンカラママ「こんな問題は、やったことがない?」「ない・・・」

アンカラママ「おいで。わたしがたいようで、Eちゃんがかみなりだよ。1日目、たいようが1周まわる。」ぐるりと回ってみせるアンカラママ。「かみなりも6周します。いち、にい、、」Eちゃんをまわらせる。

「2日目。たいようがまた1周します。かみなりも6周します。」思わず笑いだすEちゃん。
「3日目。たいようがまた1周します。かみなりは、何周する?」「6周!」ぐるぐる回るEちゃん。
「ああっわかった!わたしわかった!」作品を持って、席に急いで戻っていく。

休み時間に入って、担任の先生が教室に入ってきた。アンカラママに作品を見せたあと、担任の先生に、目を赤くしたまま飛びつくEちゃん。「せんせい、わたし、わかったよ!」

「勝った」内心Vサインをする、アンカラママ。週4時間の算数の授業プラス6時間の自宅学習、計10時間のパターン学習に、週1コマのどんぐりの授業が勝った。Eちゃんは、そろそろどんぐり歴半年になるのだった。

「それならEちゃんは入試に通ってしまうかも・・でも、マジックは早いにこしたことないし・・・ああっ頭が混乱してきたわい~」
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Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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