タブレット

*補足があります。コメント欄をご覧ください。

大量宿題との戦い方を心得ているアンカラのどんぐり出身中高生。

問題集の答え丸写しも、いかにも本人が解いたように、テクニックを駆使?している。

親たちも、「宿題は全部やるな!調節しろ。どうせ先生はちらっとしか見ないんだから」と檄をとばしている。

アンカラママもたまに手伝うことがあるが、英語の反復宿題なんて、20ページ目あたりから文が意味を成さない、記号の羅列になってくる。

しかし、学習全般にタブレットを採用している私学に進んだ子は悲惨だ。

宿題がタブレットを通して出るので、先生がチェック、採点しなくても、自動的に、

・宿題のウェブページに何時間ログインしていたか
・何点正解、何点不正解か

など、即座にデータが学校に送られるシステムになっている。

これでは、紙の問題集のように、宿題をやっつけることができない。答えもひとつひとつ入れなければならない。

「タブレットは最悪。2時間も見てたら目が痛くなるし」これは、普通の学校に通う子の言葉。

タブレット校に通う子は、タブレット中毒になる。親御さんが迎えに行くと、子供たちがあちらこちらで座り込んで、タブレットを無言で触っている。家に帰ると、即座にタブレットを触りだす。フィルターはかかっているが、ネットにつながるので、ゲームをすることが可能なのである。

この学校は、アンカラママが勤めている学校と同じ区域内にあるのだが、毎年うちの学校に転校してくる子がいる。

親御さんと話すと、たいてい、タブレットがいやで、と言っている。

そして、先生方の間では、「あの学校から来たのなら、トルコ語がまともに書けない」が共通理解になっている。

アンカラママがどんぐりを教えている小5の子のタブレット。学校で、机から落としたらしく、液晶画面が、放射状に割れ、シュールである。机から落としたのは、クラスの子らしいのだが、相手の子は認めていない。

修理代に2万円ほどかかるらしく、親はそのまま使わせている。自分の子が壊したわけでないのに、なぜ修理代を払わなければならないのか。学校ともめている。

それにしても、良くその画面を子供に触らせられるなあ、と呆れる。

この子は、アンカラママが3年かけて育てていて、もうすぐ5MXが終わる。

特待生で、その私学に行っているのだが、アンカラママが親ならタダでも行かせなかっただろう。

親御さんは、家に帰ると、タブレットをとりあげて、宿題以外は触らせないようにしている。

自分の子にだけ、紙の宿題を出してくれ、と学校に交渉に行ったが、認められなかったらしい。

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No title

タブレット先進国なのですね。いけませんねぇ。転載させていただきますね。

Re: No title

先生、ちょっと補足しておきます。トルコは、タブレット先進国ではありません。先進国は欧米だと思います。人口515万のアンカラで、私が知っている限り、数えるほどの私学が導入しているだけです。トルコ政府は、全公立校に無償配布する、と方針を打ち出しましたが、実現していません。環境が整わないのでしょう。

また、タブレットで教育を受けると、ボードで打てるけど、紙に書けない、という現象が起こるようです。これは、以前、スペイン人の保護者も言ってました。スペインの学校で、タブレット教育を受けている小3のお子さんがおられましたが、娘を見ていると、不思議だ、PCでは文章が打てるのに、ペンでは書けない、と言っていました。これを、是と見るか、非と見るか、見解が分かれるかもしれませんが。
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Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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