アンカラママの毎日

ボラくんと一日の大半を一緒にすごすようになって、10日が経った。

アンカラママとボラくんは、教室の一番後ろの席に、みんなから少し離れて座っている。

4年生の授業は理解できないので、(健常者の子供も大半が理解していない授業・・)

別のメニューをしている。

紐通ししたり、ハサミで紙を切り貼りしたり、塗り絵したり。

週2回療育に行っているが、机でカードなどを使った勉強をさせられている。できないと叱られている。感覚統合のようなものは受けていない。
療育で、字の練習をさせられていて、手を持ってあげると少しアルファベットを書くが、自分では全く書かない。絵も描かない。

発話は基本「ナーナ」。普通の返事はほとんどこれ。
お母さん「アンネ」おばあさん「アンネアンネ」、おじいちゃん「デデ」車「アラバ」どこに?「ネレエ」が、アンカラママが確認できた言葉。
トイレに行きたいときは下半身を指差す。おなかがすいたときは、口を鳴らす。
ボラくんのお母さんによれば、いろんな話を理解できるというが、アンカラママには彼の表現がまだほとんどわからない。
放っておくと、すぐに口に手を入れてなめる。手をたたいたり、飛び跳ねたりしている。本やノートを、猛スピードでめくる。机をバンバンたたく。
教室でテストがあると、一緒に廊下に出て、学校内を散歩する。

アンカラママはネットで少しずつ知識を入れて、時間があれば試している。

できるだけ毎日してあげるのが、全身のマッサージ。ボラくんは、全身を硬直させて飛び跳ねるので、ふくらはぎがパンパンじゃないか、と思って触れてみたら、案の定、筋肉がかちかちだった。下半身が脱力して、柔らかくなっていく。

ある日、教室で算数の授業中、担任の先生が、校長に呼ばれて、「ちょっと空けますが、よろしく。子供たちには教科書の問題をやってもらいます」とアンカラママに目配せして教室を出ていった。
その日は、四捨五入の授業をやっていたのだが、先生には申し訳ないが、あの教え方ではこの子達わからないだろうな、と思って机を回ってみると、皆間違っている。

やり方だけ教えてもだめなのだ。どうしてこういうことをするのか、どういう役に立つのか、というバックを教えてやらないと、感情が動かなくて納得できないのだ。先生は熱心ないい人なのだが・・

思わず、子供たちに教え始めてしまう。
子供たちは「わかった!」と目を輝かせる。

すると、あまり感情表現をしないボラくんが、大声をあげた。
アンカラママが自分から離れて、他の子供たちのところに行ったのを見て、不安になったのだろうか。

スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2カウンター
プロフィール

アンカラママ

Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

最新記事
最新コメント
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR