ジプシーの子供

クラスにいるある男の子は、いつも同じ薄汚れた服で、教科書も文房具も一切なし、席につらそうに座っているだけで、先生から毎日叱られている。

今日は学校に来ていなかった。ボランくんと、歩いて家に帰るとき、偶然路上で彼を見かけた。
向こうも「あっ」という感じで、目を見開いてうれしそう。

少し離れて歩いている、赤ん坊を連れた母親の姿を見て、この子が、ジプシー(ロマ)の子なのがわかった。
リヤカーで廃品を集めている子供たちをこの辺で見かけるが、彼もその仲間なのだ。

恵まれた子供たちが集まる私学にいたら、この子に手を差し伸べる機会はなかった。

アンカラママは、週に1回、ボランくんと、バスに乗らずに家まで1時間半の距離を歩いている。
二人分のバス代は、ボランくんのお母さんが出してくれているのだが、ささやかながら、浮いたバス代を、このジプシーの子供の援助に使うことにした。


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Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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