アンカラの片隅に どんぐりの灯火

設備がボロい公立学校。ここ数日、連日のようにヒューズが飛び、停電。
修理代は保護者に請求が来る。 ここ、一応首都なんですけど・・・

暖房の設備も止まるので、零下のアンカラで厚着して耐える。「栄養のあるものを食べて、この冬を乗り切りましょう」

学校の教科書ワークでなく、数学問題集を解かせていた小4担任の先生。

この先生は、ボードに全く図を描かない人だが、トルコでは図を描く先生の方が圧倒的に小数である。

先週のどんぐりのあと、翌日子供たちに図を描いてもらう、と言っていたが、翌日には忘れられていた。

描かないのでなく、先生自身が描いたことがないので、描けないのである。

ボランくんに別メニューをさせながら、横目で授業を見ていたアンカラママ。

「差は21で和が111の2つの数の商の余りはいくらか」という問題が出てきた。

どんぐりを教えている人間には、古典中の古典だが、ここ数日、担任の先生が教えている逆算では、解けない。

先生「これはみんなで解いてみましょう。・・・A+B=111 A-B=21」と書いたまま止まっている。

「私は解けるけど、この子たちにどう教えたらいいのかしら・・」ちらと視線をアンカラママに寄越す。

社会の授業で、日本の知識を時々教える程度で、その他の授業には出しゃばらないアンカラママだが、今回はボードで図で解いてみせる。

先生、アンカラママの図ごと、ノートに写すように子供たちに言う。

次は「2つ目の数は、1つ目の数より3大きい。3つ目の数は、2つ目の数より5大きい。3つの数の和は50。一番小さい数は何か」という問題。

先生「これはアンカラママ先生に教わったやりかたでできそうね」

先生、初めて図を描いてくれた。子供たちが全員、図を描いているか、机を回ってチェックしている。

アンカラママがこの学校に通い始めて、明日でちょうど1ヶ月。

この間までアンカラママが教えていた私学から、距離500mの、古い公立学校。

スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2カウンター
プロフィール

アンカラママ

Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

最新記事
最新コメント
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR