九九がクラスでビリ

どんぐりっ子お嬢様、Hちゃんの担任の先生と、話したアンカラママ。

先生は、Hちゃんがどんぐりをしているのを知らなかった。

のっけから、「あの子はクラスのビリよ。九九を覚えてないのはあの子だけだもの。他の子は全員覚えたのに、あの子だけがちんたら計算してるわ。割り算もおそくって。体が不自由だから、書くのが遅いのは仕方ないけどね」

Hちゃん、学校では、ゆっくりやりたくても、先生が「早く、早く」といつも急かすので、いやだ、つらい、とこぼしていた。

アンカラママは、「あんたこそ何言ってんだか。2年生の学習要綱は5の段までなのに、20の段までの掛け算を授業中に覚えさせているそうじゃないの。見せ掛けのテクニックにばかり気をとられて。こどもにとっては迷惑だっての」と言いたいが、ぐっとこらえた。

Hちゃんのお母さんにも、Hちゃんにも説明している。あせるな。九九はゆっくり覚えればいいんだ。

九九がクラスのビリでもかまわない。

今ではどんぐり1問に、1時間粘るHちゃん。

100歩を描くのも、やっとだ。途中で、数えられなくなる。何度も何度もやり直す。それでも、あきらめない。

クラスで、どんぐりを続けているのはHちゃんだけ。

こんな問題を解けるのは、今ではHちゃんだけなんだよ。



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