子供たちの反応が全てです

この学校は、教室内外の掲示板・ボード類が少ないので、アンカラママがどんぐり作品の掲示場所を獲得するには、誰かが使っている場所を奪うしかない。掲示板は、子供達の発表場所であると同時に、先生方の発表場所でもある。

学校を巡回する管理職は、掲示板をチェックして、評価に加える。子供を通わせるために、見学に来た保護者が、学校のアクティビティをチェックする機会にもなっている。

小学校の授業で、週の最大コマを使う授業は英語なので、掲示板も半分が英語コーナーになっている。

校内ヒエラルキーの上部に君臨する英語の先生たち。芸術や体育の先生たちは、一段低く見られている。

まして、プログラムを埋める目的の、週1コマの時間講師など、ものの数にも入らない。

ところが、ある朝、英語の先生が出勤してみると、小奇麗にまとめた印刷物の掲示物が、剥がされていて、分けのわからない、マジックで書きなぐった子供たちの作品が埋め尽くしている。

前日、1年生の担任団「私たちは、英語よりもアンカラママ、あなたを選びました。子供たちの反応が全てです。ここは英語の先生に使ってもらっていたところですが、全部剥がしましたので、ここを使ってください」

学内どこでも、子供たちがアンカラママに、声援を送ってくれる。保護者も、子供たちが家で説明してくれる、と同じ報告を上げてくれる。小1や、幼稚部に行こうものなら、子供たちが「きょう、じゅぎょう、あるの?」と飛びついてくる。その横を、しらけた英語の先生が、とおりすぎていく。

つまり、・・・・

子供たちは、楽しそうに見える、映像主体の英語の授業は、実は嫌いなのである。

ある英語の先生は、アンカラママが、ほんのちょっぴり英語の掲示物をずらしただけで、険悪な表情で文句を言ってきた。

アンカラママは、にっこり笑ってあやまり、日本から持ってきた掲示グッズが必要なら、お分けしますよ、と余裕である。前校で経験済みで、予想できたことなので、いささかの動揺もない。

もちろん、英語の先生方との対立など、避けたいのだが、威張っている人たちとは一緒に仕事のしようがないし、こんなことに心を砕くくらいなら、どんぐりに時間を使いたい。

アンカラママは、最初の面接の際に、掲示物に関して、校長の了承を得ていたのだから、一歩も引かない。校長は、まさかこの時間講師が、毎週300枚以上の作品を掲示するつもりでいるとは思いもよらないから、気軽に了承したのだろう。(幼稚部は先生がたくさんいるのだから、掲示したかったら、どうぞ、というスタンス)

だから、学校が始まるや否や、掲示場所について、先生方に交渉しまくっていた。決して装飾目的ではなく、子供たちが見るために、貼る必要があることを強調した。

空いている移動式ボードにも、作品を貼ったおかげで、中学部の先生方の目にも留まり、5年(現在トルコでは4-4-4年制)の選択授業にも採用された。ある先生は、自分の娘が学校にいるので、選択授業に参加させた。

また、アンカラママが授業に入っていない4年の先生方も、問題をくれ、と言ってきた。いろんな先生が、親戚や知人の子供たちに渡すために、問題をほしい、と言ってくるようになった。

数ヶ月すれば、小5どんぐらーの作品も上がってくるから、これを中学部の壁にも貼ることができる。

さらに、小2の年配の先生とは、共同で三角視算表を使い、掛け算を導入をする相談をしている。こうやって、先生方の信頼と協力を勝ち取るための、最初の突破口を開く。


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Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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