1年生算数は深いんです

年配の、2年生の担任の先生と話しているアンカラママ。現在、アンカラママの授業に入ってくださる、貴重な先生方のうちの1人である。

先生「当分は1年生の算数をやるってことだけど・・今年は掛け算や割り算には入らないの?」

アンカラママ「先生、1年生の算数は深いんですよ。1年生では、足し算と引き算を習うでしょう?たとえば、2と4の二つの数字があるとします。2+4=6 と4-2=2 つまり、和は6で、差は2です。ところで、この、和は6で差は2、という文から、もとのふたつの数字に戻るのは、いつやるのか、ということです。1年生ではやらないですね。トルコの学習要綱では、5年生ですね。」

先生「そうよ、4年前までは、小5までが小学校だったから、あたしたちもクラスで教えていたわ。和の値から差の値を引いたものを、2で割る、という公式を使うのよ」先生、分数を使った公式を書く。

アンカラママ「5年の選択授業に来ている子達が、それを書いてましたが、意味が分かっている子は1人しかいませんでしたね。先生、その公式を知らなくても、ふたつの数字を見つけることは簡単なんです。大人に教えられなくても、それを知っている1年生もいます。100人に1人くらいですね。その子は英才児と言われます。まず、ふたつの数の図を書きます。同じ数でない限り、差の部分がありますから、図はこうなります。今回、差は2ですから、この部分は2です。あとは残りの数を分配するだけです。大きい数は4で、小さい数は2です。こうやって、もとの図と、文とを、自由に行き来するんです。英才児にとっては当たり前で、どうして周りの人が見えてないのか不思議に思うのです。」

先生「あ・・!本当だわ、知らなかった!これ、私のクラスでも教えてあげてよ。」

アンカラママ「先生のクラスは2年生ですから、ゆっくりやりますよ。この、英才児の常識を、クラスみんなの常識にするんです。思考の方法を変えるわけですから、すぐにはできません。子どもは本来こういう思考をするものなんですが、算数は学校で教えられるもの、と思っていて、力がなかなか出せない状態になってますから、うまく誘導して、解放してあげる必要があるんです。」
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