ワークショップ2回目

女性3人の、楽しいセッションをしているような感じになってきた。

1回目は、脳の発達を中心とした、どんぐりの基本的な理論、2回目は、どんぐりの具体的な取り組み方。

6年生担当の、若い先生がイタズラっぽい眼で笑う。

「中学部の先生たちにいろいろ聞かれるんだよね、日本人から何習ってるのって。「押忍!」の挨拶から始まるとか言ったら、みんな信じるからさ、おもしろいわ。そもそも、あなたが学校に来たときは、みんな「そろあん」の先生だと思ってて、何の興味もなかったんだよね。ところがさ、ボードみたら、全然違うじゃないの。クラス全員が、一生懸命考えた跡が見えるんだわ。うちの生徒たちがさ、わからなかったら「わからない、習ってない」ってすぐにあきらめる姿勢の対極でしょ。これはぜひ指導法を学ばなきゃって思ったわけね。」

5年生担当の年配の先生。選択授業のどんぐりを知っている。

「私にも、本当に考えることができない、何人かの生徒がいるのよ。もう、関数だとか、方程式だとか、どうでもいいから、生きていくのに必要な、最低限の、考える習慣を、なんとかつけてやりたくて・・」

トルコの私学の子供たちは、一日中、詰め込まれたプログラム、家では宿題に追われて、考える力も残っていないのに、大金を払っている保護者からは、成績について、過剰な期待をかけられている。(家業を継げる立場の子供の親は、そういうことは言わない人が多い)子供の成績が悪ければ、先生に苦情が来るし、成績を上げられない先生はクビになる。

アンカラママが、今週の1年生の作品を見せる。うさぎの冷蔵庫問題。
家で、同じ問題をやってきた若い先生が、「これ1年生?みんな私よりもうまいわね。この特大ウサギったら(笑)私、今週、10問やってきたんだけど、絵の描き方がわからんかったから、5年の子の作品のコピー、参考にしまくったわ。」

見事にミニマム以下の絵図になっている。相手は先生といえど、最初から完璧を求めても無理というもの。本当は、全部やり直ししてもらいたいところだか、期間中にかなりの数のどんぐり問題をしてもらう予定なので、だんだんわかってくれればいい。

アンカラママが、先生の作品を添削して見せる。今まで1000枚近く、この問題を添削してきた。

「先生、問題を最後まで読んでから描いてますね。一文ずつ読んで描けば、こういう絵にはならんのですよ。私たちは指導者ですから、絵をみただけで、どんな文章で、どんな問題なのか、誰が見てもわかる絵を描かなくてはなりません。相関関係とか、全て絵や記号で表す必要があります。絵が下手なのは全く問題ないです」

「ここは、・・ずつ、の用語をわかってもらいたい狙いがありますから、3個ずつマルで囲んで強調してください。ここは矢印を入れて、モノの流れを表現します。ここは、ただ並べて描いてあるだけですが、全体が一本のルートになるように描いてください」

「時間の流れを意識して。こうやって書き加えないと、時間が過ぎたことが意識されません。私たちには当然なことも、子供にはそうではないんです。ここにも比の関係がありますよ。」

「最初は、文の絵図化をすることを徹底してください。問題を解くためにやっているのではなく、思考力をつけるためなのを忘れないで」

「これでは、どういう思考をしたのか見てもわかりません。ずるすずめの次は、ひますずめ、その次は?あ、これ間違ってますね。こういう感じで工夫するとか。」

そのあとは、幼稚部の子たちのお絵かき帳を見せて、具体的に、どう成長するのかの解説。
若い先生「いいわね~いいわね~うちの親戚の子なんか、4歳なのに、園で、100までの数を暗誦させられててさ。わかってないのに、無駄な暗記ばっかさせて!」

年配の先生「中学部の先生で、子供が1年生の人がいるでしょ。子供が家で、どんぐりの授業について、話しまくってるらしいわよ。ところが、親には何のことなのかさっぱりわからない。そしたら絵を描いて、説明してくれるんだって。親は大満足よ」

どんぐり問題の特徴、学年別注意点などもやって、2回目ワークショップ終了。
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Author:アンカラママ
トルコ エスキシェヒル在住

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