ゴンタクラス

1年A組。3年B組。ともに、男性の担任の先生で、学年のゴンタ生徒が集まっているクラス。

トルコでは、担任の先生の力量によって、子供の学力は違ってくる、との考えが根強く、評判の先生がいると、わざわざ越境したり、それが目当てで私学に入ったりする人も少なくない。私学なら、入学手続きのときに、先生を保護者の側から指名できる学校が多い。担任の先生は原則4年間持ち上がり。人気のある先生のクラスから、定員が埋まっていく。

さて、保護者と話しててわかったのだが、自分の子が活発な男子で、家でも手を焼いている場合、男性の先生のほうが良いだろう、との判断で、絶対数が少ない男性の先生のところに、ゴンタ生徒が集まってくる。

ゴンタ生徒は頭も手も足も良く動くから、すこしの隙で、席を離れてなにか始めたり、友達にいたずらしたり、先生の気を引こうと何かやらかしたり、まあいろいろやってくれる。25人中、そういう生徒が二桁に近いクラスで、週に40分の制限時間で、どんぐりをやる。

生徒たちがボスと見なす担任の先生がいないと、もう授業どころではない。
ところが、どんぐり以外の副教科でも、皆同じ状況なので、それぞれが「先生、私の授業にも入ってもらわないと、困りますよ。おたくの生徒たち、しつけがなってなくて、ちっともおとなしくなりゃしないんだから」先生は先生で、「オレだって人間だ。もうやってられん」

アンカラママの狙いは、別にある。

こういうクラスは、おりこうさんクラスより、ある意味面白いのだ。いろんな発想をやってくれるから。
だから、どんぐりで伸びる子がたくさんいる。
それに、こういうクラスでは、大量宿題を出せないので、宿題が女性の先生のクラスに比べて、多少少なくなる。

先生をなだめすかし、クラスの子達を褒め、先生にクラスに入ってくれるように頼む。「他の教科はともかく、私のところにはお願いします」実際、他の副教科で、思考力養成をしているところなんてありゃしない。

とにかく、文章が聞けてなかった。だから、描けなかった。それを、毎回根気よく、地道に指導するしかない。

ちょび髭の、学年主任も、ときどき支援に入っては、「子供と言うのは、こんなに聞いてないものなのだ。」これは何度言い聞かせても解決するものではない、結局こうするのが早道なのだ、と理解してくれた。

学年末に近づいた今、その成果がどんどん出ている。

最初の数ヶ月は、殴り描きばかりしていた低学年男子たちが、なんと丁寧に描いていることか。

皆が、「答えがわかった」でなく、「答えを見つけた!」と叫ぶ。

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トルコ エスキシェヒル在住

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